2018年は、のべ100本超の映画を劇場で観ることができました。
非常に優れた映画が多く、ベスト5に入って当然の作品が20本ぐらいあった印象です。
さて、その中から悩み抜いて選んだ 2018年映画ベスト10 を発表します。

短評付きカウントダウン

10位「カランコエの花」

観終わって、いや観てる最中から、自分だったらどうする?どうすべき?という問いかけがぐるぐるぐるぐる止まらない。
これこそが〈永遠のトラウマになる〉作品。

9位「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」

もはやヒーローのインフレといっても過言ではないシリーズ集大成作だが、いやいやどうして、すべてのキャラクターに活躍の場があるところが激アツ。さて、広げた風呂敷を次作でどう畳むのか?全世界が固唾を呑んで見守っている。

8位「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」

SWファンの支持は多く得られなかった作品であるが、〈生き残ること〉を唯一の判断基準とするキーラは、SW作品史上最も複雑な人間性を持ったキャラクターであると確信している。

7位「イコライザー2」

イーサン・ハントのように世界を救うわけではないが、弱きものに寄り添うヒーロー像に心を揺さぶられる。嵐の中のクライマックスは映画史に残るべきアクションシーン。

6位「サーチ」

デジタルな情報の断片映像を積み上げただけの作品のように見えるかもしれないが、どのシーンにもエモーションが込められている。単に仕掛けだけの映画に終わらない、感情を揺さぶられる素晴らしい作品であった。

5位「ちはやふる 結び」

シリーズ通してすべてのキャラクターがそれぞれの人生を生き、成長していく。その喜怒哀楽をリアルタイムに共有させてもらった。邦画史に残る青春スポ根映画の金字塔が爆誕!

4位「ボーダー・ライン:ソルジャーズ・デイ」

前作と脚本家を同じくつつ、監督、撮影を変え、映画の方向性もガラリと変えてきたが、前作に勝るとも劣らない傑作となった。観終って真っ暗な気持ちになるが、希望はある。3部作とのことだがどう着地させるのか期待。

3位「ミッション:インポッシブル フォールアウト」

今、この時代に世界を救うとはどういうことなのか、ヒーローとは何かをイーサン・ハントは定義づけて見せた。
その熱さに号泣。

2位「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」

母親との葛藤、日常茶飯事の暴力、貧しさ、愚かさ、毀誉褒貶の激しい人生。善も悪も、気高さも愚かさも、清濁併せ吞む地点で、人生の豊かさに感動する。

1位「カメラを止めるな!」

前代未聞の〈現象〉を巻き起こし、日本映画のルールを変えた。
今年の映画を代表する「顔」となる作品と言うことに微塵の躊躇もない。

ベスト10

上記をまとめます。

  1. カメラを止めるな!
  2. アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
  3. ミッション:インポッシブル フォールアウト
  4. ボーダー・ライン:ソルジャーズ・デイ
  5. ちはやふる 結び
  6. サーチ
  7. イコライザー2
  8. ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー
  9. アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー
  10. カランコエの花

ベスト10 には入れられなかったけど、忘れられない作品たち。

  • バトル・オブ・ザ・セクシーズ
  • バッド・ジーニアス
  • 1987、ある闘いの真実
  • ワンダー 君は太陽
  • フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
  • 判決、ふたつの希望