2019年6月には、9本の映画を観ました。1番のオススメは「スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム」に決定。「旅のおわり世界のはじまり」もよかったなぁ。

2019年6月に、主に劇場で観た映画に関する感想などを書き留めておきます。新しい作品を観るごとに、また何か思いついたたびに随時追加更新していきます。ネタバレはしないように努めていますが、場合によってはその限りでないのでご注意ください。

2019年06月30日 新聞記者

前日の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」に続いての、「新聞記者 。
続けて観たのはたまたまであったが、意外と通底するモチーフがあった。

最近、「ペンタゴンペーパーズ」、「1987」、「バイス」、「記者たち」とリアルタイムな政治課題と向き合う傑作が多いが、「主戦場」に続き、ようやく邦画からのアンサーか。

「ここまで描いてしまって大丈夫?」なんて感想もちらほら。あえて言う。邦画でもこんな映画いっぱいある、いや、あった?
いつのまに、「ここまで描いてしまって大丈夫?」なんて言われなきゃいけなくなったのか。

正直言って、「ペンタゴン」や「バイス」などと比べると、オーソドックスな〈社会派映画〉であって、やや垢抜けないのではあるが、まずはこのぐらいの映画が普通にちょいちょい作られるようにならないとなぁ。

2019年06月29日 スパイダーマン ファー・フロム・ホーム

スタークへの思い、恋の悩み、ヒーローであることの葛藤、、、ピーター・パーカーがキュートすぎて泣いた。

様々なモチーフが重層的に描かれている傑作。その中には #バイス 、#新聞記者 に通じるメッセージもある。まっすぐ受け止めてほしい。

2019年06月26日 旅のおわり世界のはじまり

なんというかなかなか言葉にし難い映画だと思いますが、心に沁みました。前田敦子もとってもいい。

うっすらと膜が張ってあるかのような、コントラストの低い黒沢清独特の映像同様、主人公はじめ登場人物たちの人物像もつかみ難い。が、逆説的に繊細に、そして豊かに、彼らの心の動きが描かれているように感じた。

前田敦子についてはあまり知識を持ち合わせていないが、弱いが故にバリアーをはり、一方で強さもプライドもあるこの主人公を見事に体現していた。本人もこの主人公のように泥水をすするような思いをしたこともあったろう。

ドラマチックな出来事が起こらない、主人公が身勝手、言動が意味不明、(劇中の)撮影スタッフの態度が不愉快、、、等と受け止める人も多いかと思うけど、細かいところまで、わかるわかる、あるある、泣ける泣けるの連続な映画だった。

2019年06月23日 X-MEN:ダーク・フェニックス

ビジュアル的なスペクタクルは前作でたっぷりやりすぎたので、今回は個々の内面にフォーカスした作品となった。

だけど、それぞれが心変わりする瞬間に説得力がなく、よくわからい作品になってしまったかな。

2019年06月15日 海獣の子供

2019年06月15日 ハウス・ジャック・ビルト

2019年06月09日 スノー・ロワイヤル

模範市民と尊敬される主人公(リーアム・ニーソン)は、麻薬組織に一人息子を殺されてしまい、復讐に立ち上がる…
と書くと、ああ、いつものやつねと思うじゃん。
ところが物語は想定外の方向に展開していき…
なんとも説明し難い奇妙な味わいの傑作!

独特のリズム感や、繰り返しと省略を効かせた展開。ディテールにこだわった日常描写。
観ていない人に魅力を説明するのが難しいと同時に、観た人同士で好きなディテールを語り合いたい。
そんな作品なので、みんな観て!

エンド・クレジットも最高にひねりが効いているので見逃さないように。

あと、日本国民で「96時間」観てない人はいないから大丈夫だと思うけど、「96時間」は観てから観た方がいとおかし。

2019年06月02日 アナと世界の終わり

2019年06月01日 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ