2019年8月には、11本の映画を観ました。夏の話題作が多く、良作も多かった月ですが、1番のオススメは「感染家族」に決定!

2019年8月に、主に劇場で観た映画に関する感想などを書き留めておきます。新しい作品を観るごとに、また何か思いついたたびに随時追加更新していきます。ネタバレはしないように努めていますが、場合によってはその限りでないのでご注意ください。

2019年08月31日 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

映画の流れが転調する境い目でかかる “California Dreamin’”に泣く。

ラストについては、タランティーノ作品を観てきた映画ファンなら想像がつくと思うけど、詳細を書くのは控える。
ただ、観終わって思い出したのは、ジョー・ライト監督作「つぐない」だった。

あと、どうしても気になること。劇中にシャロン・テートがある本を買うシーンがあるのだけど、あれは実話なんでしょうか?

2019年08月29日 永遠に僕のもの

天使のような美しい顔をした17歳の少年は、息を吸うよりもたやすいことであるかのように、盗み、強奪、殺人を繰り返す。
この手の映画にありがちな暴力描写や感情を爆発させるようなシーンは無く、奇妙なスローさが魅力的だった。

罪悪感とか、感情移入というものを欠いた人間の恐ろしさを描いた作品のはずだが、不思議と後味の悪さは残らない。美しければ全て許される、みたいなことではないのだけど。
あと、女性に暴力をふるうシーンはなかったような気がする。

2019年08月18日 感染家族

もはや手アカのつきまくったゾンビものを王道展開で描きつつ超傑作となった「新感染」の記憶も新しいが、韓国からまたまたゾンビ映画の傑作が誕生してしまった!今度は徹底的に変化球で攻めてくるぞ。

田舎に現れた一体のゾンビ。彼に噛まれると若返ることを発見し、これを商売にして金儲けを企む家族だが、当然、事態は思いもよらぬ方向に展開していき、、、恋あり、涙あり、キャベツあり、ゾンビ退治にはフライパンだ!

ラストにはついつい声を出してしまった!公開規模が小さいのが残念だが、グロ描写はそれほどでもないので、この夏、爽快痛快映画として全てのヒトにおススメ!!

2019年08月17日 イソップの思うツボ

あらためて、「カメラを止めるな!」冒頭37分はガチのマジで奇跡的な素晴らしい37分だったんだ。
「カメラを止めるな!」について、冒頭37分は微妙だったけど、、、みたいな評をしばしば見かけるが、僕に言わせれば複線回収やらなんやらはおまけみたいなもんで、37分をガチのマジでワンカットでやり切ったことが、その後に続くストーリー全てが本物になったのです。

何を言いたいのかということ、「イソップの思うツボ」は、冒頭37分のない「カメラを止めるな!」みたいだったということです。

あ、3人の女の子はとてもよかったです。

2019年08月15日 メランコリック

東大を卒業するもまともな就職もせず実家で暮らす青年が、アルバイト先の銭湯の裏稼業=殺人に巻き込まれ、やがて自らも、、、
と書くと、どす黒いノワール映画のようだが、実に飄々とした持ち味の作品(ただし意外と本格的なアクション描写あり)。

住居表示に「猫実四丁目」とあって、ずいぶん細かいところまで作り込んでるんだなと思ってたら、「猫実」って浦安に実在する町でロケ地だった。
この町名の響きがこの作品のトーンに妙にマッチしていて可笑しい。

2019年08月14日 工作 黒金星と呼ばれた男

南北朝鮮の激動の現代史の影には1人の工作員と国境を越えた友情があった!
フィクションとしても、めっぽう面白いのだが、実話に基づく映画だそうだ。描かれた出来事は史実だが、その裏を繋ぐ物語はどこまで事実なのだろう?

調べてみたら、とりあえず黒金星という人物はは実在するんだ。映画に描かれていたことはかなりが事実らしいと知り、唖然とする。

二幕目、主人公はついにピョンヤンに訪問することを許される。さすがにロケは許されないはずだが、圧倒的なリアリティを持って丸ごと再現されたピョンヤンの光景は圧巻であった!

もちろん僕はピョンヤンに行ったことはないので、リアルといっても断片的な映像の上に組み立てられた想像上のピョンヤンしか知らないわけだけど、作り手たちのこだわりはひしひしと伝わってきたのです。

2019年08月13日 ライオン・キング

リアルに近づけば当然動物たちは無表情になるのだが、要所要所でかすかに感情のこもった表情を見せるあたりには唸らされるほかはない。相当研究したのではないだろうか。

2019年08月11日 存在のない子供たち

2019年08月11日 アルキメデスの大戦

山崎監督作品、初鑑賞。ところどころ、それは〜、と思う演出・演技もあったけど、全編ロジカルな展開で悪くない。てゆーか、エンタテインメント性、メッセージ性共に夏の映画として全ての老若男女におススメ!

数学で世界を救う話という点でとにかく燃えてしまうのだけど、ロジックが二転三転するクライマックスはかなり盛り上がる。史実とフィクションのプレンド具合もいいし、どこかの国の国会で最近見たような光景が展開されているのも….

あ、あと、余談ですがあの場所は「カメ止め」の、、、
で、ニヤリ

さらに余談ですが一応言っときます。
数学ファンとしての私から見たとき、主人公に数学者っぽさを出すためつけた演出が、どうにもこうにも数学者っぽくはありません。
そこはまぁ、よしとしておきましょう。

2019年08月10日 ワイルド・スピード スーパー・コンボ

2019年08月02日 スパイダーマン ファー・フロム・ホーム

そろそろ公開も終わるかなと思って、2度目の劇場鑑賞に行ってきました。